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モンスターメーカー 闇の竜騎士

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    モンスターメーカー~闇の竜騎士 【PCエンジン】


    ネットで検索すると「クソゲー」「バグ」「サギ」…など辛辣な酷評が並んでいると思う。

    実際そうなんだからしょうがない。間違いなく買ってはいけない部類に
    入る珍品である。

    当サイトも同じ評価を下さねばならないが、それではまだプレイした事がない人は全くこのゲームの醍醐味やストーリー、またはやりたかったことを良くも悪くも知ることができない。知らないで「ああ、クソゲーなんだね」で終わるよりも、もう少し掘り下げてたっぷり味わってこそ評価というものができるのではないか、なんて思ってる。

    ラスマゲも一段落ついたし、今度はこいついってみるか!と手に取ったのは「モンスターメーカー~闇の竜騎士 【PCエンジン】」だった。

    あまりにクソゲー認定されすぎて、結局どんなゲームだったか判らずじまいの人も多いと思うし、今更振り返る必要もないゲームだが、正直、気持ちの中ではここまま埋もれさせるには憚られるという思いもある。










    そもそも何がクソゲー要因なのか

    恐らく他のサイトでも散々な書かれ方をしているが、正直、「フリーズ多発」「音楽が急に止まる」「イベントでバグ、結果、詰み」など、上げればきりがない。

    だが自分が思うに、そんなことは些細な問題だと考える。今の基準で見ればとんでもないデキなのだが、当時は結構あったよ。バグでゲームの進行に支障をきたすことなんて。勿論、多過ぎの部類ではあるが。


    では何が最大のクソゲー要因か。


    これほどユーザーの心をもてあそんだゲームを知らない。



    勿論、製作陣にそんな意図はなかったのだろうが(むしろ逆であったため)、結果としてそうなってしまったという非常に残念なゲームである。



    当時、PCエンジンがらみの雑誌が乱立していた時代があった。当時、ファミコン・スーパーファミコン・メガドライブなどのゲーム機同士が横並びでシノギを削っていた時代、雑誌やテレビなどのメディアではPCエンジンがずば抜けて展開していたことがあった。

    毎月発刊される雑誌の巻末には今後の発売予定が記載され、お目当てのソフトの発売に向けてお小遣いをやりくりしていたものだった。

    このモンスターメーカーも例に漏れず、そういった雑誌から製作発表がなされ、今後の発売予定に記載されるようになった。

    しかし、いつまで待っても発売日が発表されない。雑誌ではどんなゲームなのかを小出しに紹介されるだけで一向に前に進んでいる気配が感じられない。



    そして発売されたのが実に3年後!


    年単位で発売延期を繰り返し、発売された商品が手元に届いてみると、パーケージの中にこんな紙切れが入っていた。


    「(ご注意)メモリ管理上の都合により、ソルレンド大陸の第二の塔「バッソの塔」の入口を開けた後は、最上階の水晶球のメッセージを聞くまでは塔外部に出ないように進行して下さい。ゲーム展開の妨げになる場合がございます。また、この間は「時の本」(バックアップRAM)に書き込まぬようご注意願います。」



    ゲーム開始前からバグ報告と、ネタバレが同時に書かれた紙を目にしようとは思いもよらなかった。

    そしてネットが普及してなかった時代で、雑誌でもあまり取り上げなかったためか、数々のバグの存在など知らずにプレイして、頻発するフリーズの原因がわからず、老朽化した本体が原因ではと、安くも無いCD-ROM2の角を少し小突いてみたり、CD部の蓋を開けてみたりと、毎日が戦いだった。

    売りであるはずの「モンスターを仲間にできる」確立が絶望的なため、クリアまでに1〜2匹ゲットできれば御の字。

    下手すると全く仲間にせずにクリアした人もいたのではないだろうか?

    「敵を仲間にできる」「仲間を合体できる」…これはまさに女神転生のパクリと言われても仕方が無いが、合体できるほど仲間にできた人が一体どれほどいたのかが疑問である。

    きっと仲間にできると思いながら必死に戦いを繰り返しても報われない時間の浪費をユーザーは強いられたのである。

    そしてエンディングで表示される「To be continue…」の文字。

    「え?あ?これここで終わり?…ああ!前編・後編って感じでの発売だったのか!」

    あからさまにストーリーの途中でぶった切られた。

    最後の敵はカニだかサソリだかのおばけみたいな奴だし。



    さらにクリアした後もユーザーの受難は続く。


    前編なんだから、後編も出すんだよね?

    セーブデータ引き継げる仕様だし。

    と大事にセーブデータを取っておいたが一向に発売される気配なし!

    やはり、年単位で発売延期を繰り返し、やがてPCエンジンはその役目を終え、生産中止となった。

    PCエンジンのゲームの中にはセーブ領域を全部使うゲームもあって、セーブデータをいつまでも取っておけないのだ。現在のようにメモリーカード別売り…なんてことはなく、CD-ROM2のインターフェイスに保存してるものだからデータを取っておきたかったら本体を買い換えるしか…なんてことはする訳がなく、結局セーブデータを消すはめになった。








    だからクソゲーなのである!



    ゲーム単体で現れるバグなどの問題よりも、当時の時代背景やPC-エンジンを取り巻く環境を加味した製作陣の甘さが最大の問題だと言わざるを得ない。

    浪費した時間を返せ!と心から言いたい。





    ただ、基本的にゲームの雰囲気は嫌いではなく、折角ここまで引っ張ったストーリーが勿体ないとも思っている。

    JRPGなんだからとストーリーを楽しむつもりで我慢してプレイしていて完結しないのは本当につらい仕打ちだと思ったよ。





    今回、処分する前に書き留めておこうと思った。

    当時のユーザーの気持ちの鎮魂のためにも。














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